乱読サラリーマンのオリジナル書評

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2018-03-24から1日間の記事一覧

【書評:墨攻】戦乱の世に彗星のごとく現れ、古代中国を席巻した思想集団”墨家”の果てを考える

墨攻(酒見賢一著)を読み。以前より興味を抱いていた墨家の本質を窺い知れる傑作である。 儒家と並び称されるほど隆盛を誇った墨家はなぜ、歴史から消えてしまったのだろうか。非攻、兼愛を強烈に実践し続けた思想集団の果てはなぜ起きたのかを紐解いてみま…