乱読サラリーマンのオリジナル書評

読書は教養を広げる、教養を広げれば、人生も豊かになる。そんな思いでブログを書き続けます!

読書の嗜好性

本は幅広い分野を読むと良いという。自分自身でもそれを実践しているつもりでした。自分なりに確実に読まないと決めている本といえばSF小説くらいです。ただ、小説(SF小説以外)を買うときは本屋で棚を眺めながら、感覚で買うことが多い。自分なりにはビジネス・経済書に比べると、”小説を選択して購入する”という行為に関してあまり後悔はしたことはなかった。

 

日本の文学賞の双璧といえば唱和10年に制定された芥川賞直木賞である。

 

 

芥川龍之介賞

新進作家による中短編小説。純文学

 

直木三十五賞

新進中堅作家によるエンターテイメント作品(長編・短編集)

 

芸術性の芥川賞、娯楽性の直木賞

 

いままで本を選択するにあたり、あまり賞というのは気にしていなかったが、過去の自分の読書歴と受賞作品を見比べてみると・・・

芥川賞の本は受賞作品はなんと1冊も手に取ったことがなかった。受賞作家の他の小説まで広げても、村上龍遠藤周作石川達三の小説くらいである。正直名も知らなかった作家も多い。

 

いっぽう直木賞

恋歌 (講談社文庫)

蜩ノ記 (祥伝社文庫)

利休にたずねよ (PHP文芸文庫)

凍える牙 (新潮文庫)

復讐するは我にあり (文春文庫)

花のれん (新潮文庫)

読了した受賞作家本も、東野圭吾黒川博行安部龍太郎池井戸潤道尾秀介白石一文白石一郎角田光代宮部みゆき山本一力重松清浅田次郎高村薫佐藤雅美宮尾登美子津本陽生島治郎五木寛之永井路子・・・

など多度多彩。その他の作家もほぼ名前は聞いたことがある作家ばかりである。

 

結論から言うと結果的に私は純文学を避けていたのだろう。読んだことのる純文学作品といえば、夏目漱石宮沢賢治山本有三などしか思い浮かばない。この手の本も純文学を選択したというより、古典を選択したと自身でも認識している。いわれてみれば芸術などかなり自分とは遠い存在であると自任している(笑)。

 

人というのは無意識もしくは感覚のみで選択をしていると、必然として避ける分野が産まれるものなのだろう。今年は意識的に芥川賞をはじめ純文学を手に取って読むことにしよう。