乱読サラリーマンのオリジナル書評

読書は教養を広げる、教養を広げれば、人生も豊かになる。そんな思いでブログを書き続けます!

書評:社会・教養

【書評:育休世代のジレンマ(中野円佳著)】

「育休世代」のジレンマ 女性活用はなぜ失敗するのか? (光文社新書) 気鋭の女性ジャーナリストが一流企業に就職し結婚した後に子育てに奮闘している15人の女性への綿密なインタビューから調査した日本社会の問題点を提議した書です。私が所属する企業は本書…

【書評:スポーツ国家アメリカ(鈴木透著)】 スポーツから垣間見る現実世界とは

スポーツ国家アメリカ - 民主主義と巨大ビジネスのはざまで (中公新書) ジャーナリストが書いたスポーツノンフィクションも良いですが、アカデミックの学者が書いたスポーツ書も読み応えがあります。文化・社会学の視点からアメリカ社会とスポーツの独自性を…

【書評:サッカーと愛国(清義明著)】 スタジアムは社会の縮図なのか・・・

サッカーと愛国 世界で最も人気のあるスポーツはサッカーです。いっぽうでその事実は、世界で最も影響力の大きいスポーツともいえます。実はFIFA(国際サッカー連盟)にIOC(国際オリンピック委員会)さらには国連これらの加盟国数をみると一番加盟国数が多…

【書評:英語化は愚民化】無意識に使っている日本語をよく考えよう

英語化は愚民化 日本の国力が地に落ちる (集英社新書) 副題には 〈日本の国力が地に落ちる〉 と記されている本書。 内容は過度な英語化政策への批判です。著者の施光恒氏はイギリスの大学院で修士課程を修了した政治学者です。 言葉は単なるツールではなくツ…

【書評:諸子百家(中公新書)】・・・読後に墨家について考える

古代中国春秋戦国時代の偉大な思想家たち。諸子百家(中公新書)から、偉人の思想のエッセンスを読み取る。その中でも、一度沈みながら近代において見直されつつある墨子の思想墨家について考えてみる