乱読サラリーマンのオリジナル書評

読書は教養を広げる、教養を広げれば、人生も豊かになる。そんな思いでブログを書き続けます!

2017-01-01から1年間の記事一覧

ブロックチェーンの未来は

ブロックチェーンとは、私的に理解している範囲内で表すと『分散管理されている公開台帳』である。 特徴としては 一定の法則に基づき公開されている記録である(すべてがオープンということではない) 管理者が不要で分散管理されている 低コストで運用可能 …

書評:奸婦にあらず

奸婦にあらず (文春文庫) 井伊直弼は、徳川四天王の井伊直政を始祖とする彦根藩主の十四男として1815年に生まれました。聡明ではありながらも、庶子であり、十四男という境遇からは自他共に藩主への登用は限りなく薄いと思われていました。部屋住みとして静…

書評:流星ワゴン

流星ワゴン (講談社文庫) 過去は変えられないけど明るい未来を築くためには人はどうすればよいのか・・・ 冒頭のテーマを不思議な3組の父子の物語を巡って紐解いてみよう。 一組目は既に家庭崩壊が突き進み受験に負けた子供とリストラにあい死のうとしている…

山一證券倒産の教訓は

会社がなぜ消滅したか―山一証券役員たちの背信 (新潮文庫) 果たして自分がこの境遇だったら、毅然とした態度で組織の膿を公表しながら前に進むことができたのだろうか・・・ 今から遡ること20年前、1997年11月24日に当時の山一證券社長は自主廃業の記者会見…

書評:レオン氏郷

レオン氏郷(うじさと) (PHP文芸文庫) 信長の娘を娶り、義父信長の天下統一そして統一後のビジョンに心酔しつつ、革命家と崇め助走者として並走する蒲生氏郷。 その信長が 本能寺の変で非業の死を遂げると、信長ビジョンの後継者をとして秀吉についてゆくが、…

年功序列と徳川太平の世

幼い時代に耐え忍ぶことを身につけ、織徳同盟時代には戦闘力を蓄え、秀吉の世には政治力を駆使して、老年となり幕府を開いた徳川家康。 家康の政治力の凄味といえば、将軍後継つくりにある。秀頼・淀殿がまだ余力のあった時代に征夷大将軍となり江戸幕府を開…

書評:風の群像

歴史小説の大家 杉本苑子が描いた、鎌倉末期から室町幕府までの激動の時代の主人公、足利尊氏の歴史小説です。 鎌倉幕府の討幕を狙った後醍醐天皇に幕府の有力御家人足利氏が離反して討幕に推し進めます。鎌倉幕府の滅亡後、後醍醐天皇中心の建武の新政が始…

読書は何のため

読書を二つに分けるとこうなる 読後に何かしらの目的のある読書 読書そのものが目的の場合 もう少しかみ砕くと 知りたいことを調べるための読書 漠然として娯楽や趣味としての読書 言い換えると 自覚できる知識・見識が身につく読書 無意識だけど何かしらの…

久々のブログ

ブログを何度はじめて、何度挫折してやめたのか・・・ 今回ばかりは必ず続けよう